株式会社リロバケーションズが神奈川県の湯河原街に運営するゆがわら風雅。都会の喧騒から抜け出して、湯河原の山と海に囲まれた大自然と歴史や伝統、四季を肌で感じながら、テレビがない環境で、今流行りのデジタルデトックスを体験できる旅館です。今回は、ゆがわら風雅の開業当時から運営に携わっているマネージャーの成島様にインタビューいたしました。
インタビュー
INTERVIEW
神奈川・湯河原
"ゆがわら風雅"
【プロフィール】
茨城県、大洗町生まれ 地元の大洗パークホテル(株式会社リロバケーションズ)で接客の楽しさを知る。宮城県の鳴子温泉、函館などのホテルを経て2021年6月にゆがわら風雅の立ち上げに従事し今に至る。湯河原の温泉や人、食べ物、自然の魅力に気づかされ、湯河原全体を盛り上げていきたいと考える。美味しい料理とお酒が大好きで、お客様に湯河原の美味しいお店を紹介するのが得意。
-旅館のコンセプトを教えてください。
まずリロバケーションズが根底に持っている想いとして、”地域を元気にしたい”というものがあります。色々な業態がある中で、特に”風雅”シリーズは、地域の食材を使った料理を作ることが多いです。
ゆがわら風雅では、湯河原のオレンジで作ったマーマレードと鶏肉を合わせた料理を使ったり、十二庵という地元の豆腐屋メーカーの豆腐を使ったりと、工夫を凝らしています。
また、別のコンセプトとして「女性ならでは」の目線で宿をプロデュースしています。実際に働いている従業員も女性が多く、例えばドライヤーを女性に評判がいいものにしたり、大人の塗り絵や写経、ヨガマットなどを用意したりと、滞在中に女性に喜んでもらえるコンテンツを多く用意しています。
-HINEMOSを知ったきっかけはなんですか?
弊社役員からの紹介です。雑誌の特集で知ったとのことでした。丁度、日本酒のラインナップを増やしたいと思っていた時でタイミングが良かったです。日本各地の有名な日本酒を取り入れることも考えましたが、せっかく湯河原に来てくれたのだから、できれば湯河原近くの酒蔵の日本酒をお客様に知ってほしいと思い探していました。
HINEMOSについては、我々のレストラン料理のコンセプトがカジュアルフレンチで、日本酒もワイングラスで提供していたこともあり、ボトルのデザインもおしゃれで相性が良いとすぐ思えたので、これはぜひ取り入れよう!となりました。湯河原から近い小田原で製造していることや、小田原を流れる『酒匂川(さかわがわ)』の水を使っていることにも魅力を感じました。
酒匂川の名前の起源は諸説あるが、大和武尊が東征に際してこの川へ神酒を注いで龍神に祈念したところ、その匂いがしばらく止まらなかったという伝説がある。
-実際にHINEMOSを体験してみていかがでしたか?
まず見た目ですが、ラベルやキャップ、パッケージの細部まで、時間を意識したおしゃれなデザインだったことが印象的でした。これまでの日本酒のイメージ(いわゆる一升瓶に漢字が書いてあるようなもの)とはかけ離れた素敵なデザインで、お客さまにも喜んでいただけるのではないかと思いました。
実際に試飲をしてみると、いい意味で「これ日本酒なの?」と思うくらい飲みやすく、味もそれぞれの時間のシーンに即した味が表現されていて、ストーリーも含めてとても興味深かったです。
スタッフ全員お酒が大好きなので『これは乾杯の時にぴったりだね』『魚料理と合いそう・・・』などと大変盛り上がりました。スタッフの間でも、夕方の6時から朝の5時まで、全時間帯の12銘柄のHINEMOSを楽しむ飲み会をしようと計画しています。
夕方のROKUJI(6時)から朝のGOJI(5時)までその時間に飲む日本酒をイメージした味とデザインのコンセプトで造り上げたHINEMOS
-宿ではどのようにHINEMOSを活用していますか?
レストランと宿のプランで活用しています。まずレストランでは、ROKUJI(6時)、NIJI(2時)、ICHIJI(1時)の3種類を使っています。
ドライスパークリングのROKUJI(6時)は前菜とのペアリングがおすすめです。神奈川の食材や季節の食材を使った9種類の前菜と一緒に、乾杯のお酒にぴったりです。
お魚料理にはNIJI(2時)をおすすめしています。白ワインに多く含まれるりんご酸の豊かな日本酒がフレンチのソースに良く合います。
和牛のステーキには、後味がすっきりしていてキレのあるICHIJI(1時)をおすすめしています。
(左)魚料理の真鯛のアンクルートとNIJI(2時)、(右)お肉料理の和牛のステーキのICHIJI(1時)。四季に合わせて3ヶ月ごとにメニューを入れ替えているそうです。
また、12月にはクリスマスの季節限定ボトルであるクリスマスREIJI(0時)とクリスマスSANJI(3時)も利用させていただきました。見た目のデザインもおしゃれでクリスマスの特別な時間に飲む一杯として、とてもお客様に喜んでいただけました。今後もこういったシーズンごとの限定ボトルは利用していきたいと思います。
今後もバレンタイン、桜の季節、母の日、父の日の時期に限定ボトルをリリースする予定があるので、是非ご検討いただけると嬉しいです!
女性に人気のREIJIと男性人気のSANJIをスパークリングに仕上げたChristmas REIJIとChristmas SANJI
また、宿のプランでは飲み比べセットのプランを提供しています。
【HINEMOS】時間をコンセプトにした日本酒4種を飲み比べ♪レイトアウト付き<プレミアムコース■極>
こちらの飲み比べセットプランは、お部屋で楽しんでいただける他、特別にレストランへの持ち込みをOKにしています。
部屋におつまみを用意しているので、それと合わせて飲み比べを楽しんでいただいたり、レストランに持ち込んでコース料理と合わせて楽しんでいただいたりと、お客さまの気分に合わせてお酒を楽しんでいただく特別なサービスを実現しています。
飲み比べセットのボトルは170mlというサイズで、色々な味を飲み比べられるのはとても魅力的に感じます。箱自体の夕焼けの空のようなデザインも、とても素晴らしいです。
-HINEMOSをお客様にご案内しやすい理由はありますか?
ゆがわら風雅は女性のお客様が非常に多いです。そのため、HINEMOSのボトルデザインの可愛さや、『時間』というコンセプトにも良い反応をいただいています。日本酒好きの方にはもちろん、これまで日本酒に触れてこなかった若い女性客にもおススメしやすいです。
またちょうどお食事が始まる時間帯が6時なので「乾杯の1杯目としてROKUJI(6時)という日本酒がぴったりだと思うのですが、どうですか?」という案内もHINEMOSならではと思います。ご案内してはじめて「あぁ、これ時間なんだね」と気づいていただき、お客様と盛り上がるケースは多いですね。
またROKUJI(6時)を飲んだ後に別のICHIJI(1時)やNIJI(2時)が気になって追加でご注文いただくケースも結構あります。グラスが空いた時に話しかけるきっかけとして、小田原で製造された日本酒である点や、時間帯やお料理に合わせやすい日本酒であることなど、ご提案のための「引き出し」が多いのもとても助かっています。
-最後にHINEMOSに期待することをお願いいたします。
現在中目黒に直営店があると思いますが、是非小田原にも出来てほしいです。小田原を観光予定のお客様におすすめしたいです。こんなに素敵な日本酒が小田原で作られているということを、世界中の人に知ってほしいです。
今回インタビューに協力していただいた成島さん。なんとレストランのメニュー表は成島さんの書き下ろし!